大手出版社文学賞で上位ノミネート!診療の傍ら医師人生で蓄積した経験をもとに新たな才能を開花。

現役医師という特異なプロフィールを持つ著者。現場にいる者にしか伝えられない緊迫感やリアルな診察シーン。さらに、先端医療が抱える落とし穴や診る側と診られる側の細やかな心象風景を、様々なエピソードに絡めながらドラマチックに描き、読む者を独自の物語世界へ引き込みます。

「何十年もの間に蓄積してきた医師としての体験は、わずか数編の作品で吐き出される量ではないと思いました。書きたいことは山のようにある。私はいくらでも書ける。そう思っています。今でも私は、診療所の所長として、ひと月に延べ千人ほどの患者さんを診察しています。おそらく死ぬ直前まで、私は診療を続けるでしょう。それと同時に、私は、力が尽きるまで小説を書くことをやめないでしょう」(あとがきより) 

『虚構のER』
著 者 松葉 紳一郎
定 価 390円

   

松葉紳一郎
大阪市生まれ。大阪府堺市在住。
京都大学工学部中退後、岐阜大学医学部入学。
医師免許取得後、大阪府下の総合病院で臨床研修を受ける。
内科学会認定医および神経学会認定医取得。日本医師会A会員。
現在は、大阪府下の診療所の所長。
家庭医として小児から高齢者までのあらゆる年齢、あらゆる疾患をこなす。
在宅医療にも積極的に関わり、24時間365日緊急往診に対応できるように携帯を常に所持している。
診療の傍ら、「第二の人生」として小説の執筆を開始した。

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